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特定非営利活動法人 シビルまちづくりステーション
旧称 ITステーション市民と建設

河川余話river story

河川余話について

 河川余話河川に関する様々な話を取り上げていきます。
 株式会社フォーラムエイト社の広報誌「UP&COMING」に掲載中です。
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バックナンバー

 第17号 六角川物語                    <No.143 '23 秋の号>
佐賀県は、香川県、大阪府、神奈川県、東京都に次いで、全国で5番目に面積が小さな県だが、珍しいことに県内だけを流れる一級河川が二つもある。そのうちの一つが本稿で取り上げる六角川である。
 第16号 有田川物語                    <No.142 '23 盛夏号>
有田川は、天童岩にとぐろを巻いた大蛇を鎮西八郎為朝が矢を射て退治したとの伝説がある黒髪山山麓を水源とする白川川と大谷を水源とする猿川とがJR有田駅付近で合流し、さらに河口付近で伊万里川と合流して伊万里湾に注ぐ長さ15km程の小さな二級河川である。
 第15号 〜頻発する洪水に対し全国で先駆的に流域治水に取り組む〜 巴川
                              <No.141 '23 春の号>
巴川は、静岡県の中央部、静岡市の市街地北部の文珠岳(1,041m)を源に、山腹を南に流下、麻機(あさはた)低地から長尾川、塩田川と合流し、流域の南側に位置する日本平丘陵地を北流する吉田川、草薙川と合流し清水区市街地を大きな曲線を描きながら通過、折戸湾に注ぐ全長約18km、流域面積 104.8ku(巴川本川 94.0 ku、大谷川放水路 10.8ku)の二級河川である。
 第14号 本明川(日本一短い一級河川)物語         <No.140 '23 新年号>
本明川は、その源を長崎県諫早市五家原岳(標高1,057m)に発し、多良山系の急峻な山麓を南下し、湯野尾川・目代川などの支川を合流して下流の諫早平野を潤し、福田川、半造川を合わせて有明海に注ぐ、幹川流路延長が僅か28km、流域面積も僅か249km2の一級河川です。249q2は10q×5qの長方形に相当します。これ程小規模な一級河川なのです。これらから本明川は非常に珍しい一級河川であるといえます。
 第13号 新川・花見川物語                 <No.139 '22 秋の号>

新川と花見川は成田街道の大和橋でその名を変え、上流を新川、下流を花見川と称する。新川に興味を持ったのは、松本清張著作の天保図絵(角川文庫)で、天保の改革を断行した水野忠邦が「印旛沼の工事は必ずやりたい。廻船の便利なためだけでなく、外夷が我国を窺っているような時代には軍用にもなる。米だけは安全に運べるからな」という主旨のことを言ったとの著述に遭遇したからである。

 第12回 河川用語 あれこれ               <No.138 '22 盛夏号>
今回は「河川用語あれこれ」と題して記載します。河川法や河川工学では各種の特別な用語が使われています。その第1回として雨が降る→氾濫する→改修計画(基本高水と計画高水流量)検討→流域治水(特に調節池と調整池)について解説します。
 第11回 小矢部川                    <No.137 '22 春の号>
小矢部川は、その源を富山・石川県境の大門山(標高1572m)に発し、北流して砺波平野に出て南砺市、小矢部市、高岡市を経て日本海に注ぐ、幹川流路延長68km、流域面積667km2の1級河川です。
 第10回 庄川                      <No.136 '22 新年号>
庄川は、その源を岐阜県高山市の烏帽子岳(標高1,625m)に発し、各支川を合わせて北流し、富山県南砺市で利賀川を合わせた後砺波平野に出て日本海に注ぐ、幹川流路延長115km、流域面積1,189km2の一級河川です。
 第9回 大川(旧淀川)                 <No.135 '21 秋の号>
淀川は、洪水と治水を繰り返してきた悲惨な歴史を教訓に、200年に一度という大洪水に備えるために行われた、淀川の改修工事によって毛馬の水門・閘門が建設され昭和49年(1974年)10月に完成しました。
 第8回 阿賀川                     <No.134 '21 盛夏号>
阿賀野川は、その源を栃木・福島県境の荒海山(あらかいさん)(標高1,580m)に発し、福島県内では阿賀川(あががわ)と言われています。 阿賀川は山間部を貫流した後、 猪苗代湖から流れる日橋(にっぱし)川等の支川を合わせ、喜多方(きたかた)市山科(やましな)で再び山間部の狭窄部に入り、尾瀬ヶ原を水源とする只見川(ただみがわ)等の支川を合わせて西流し新潟県に入ります。
 第7回 神通川                     <No.133 '21 春の号>
神通(じんづう)川は、その源を岐阜県高山市の川上岳(かおれだけ、標高1,626m)に発し岐阜県内では宮川と呼ばれ、大八賀(おおはちが)川、小鳥(おどり)川等を合わせて北流し、富山県との県境で高原川を合わせ、富山県に入り、神通川と名称を改め、神通峡を流下し、平野部に出て井田川、熊野川を合わせて日本海に注ぐ、幹川流路延長120km、流域面積2,720km2の富山県内最大の一級河川です。
 第6回 赤川                      <No.132 '21 新年号>
赤川は、その源を山形・新潟県境の朝日山系以東岳(標高1,771m)に発し、大鳥池を経て渓谷を流れ、鶴岡市落合において右支川梵字川を合わせて庄内平野を北流し、河口近くで大山川を合わせ、庄内砂丘を切り開いた赤川放水路を通じて日本海に注ぐ、幹川流路延長70km、流域面積857km2の一級河川です。
 第5回 頻発・激甚化する洪水災害に備える 2      <No.131 '20 秋の号>
気象庁では「顕著な災害を起こした自然現象の名称」を発表していますが、 「平成30年7月豪雨」(西日本豪雨)、 「令和元年房総半島台風」(台風15号)、「令和元年東日本台風」(台風19号)に続いて、今年の出水期に入って早々、「令和2年7月豪雨(7/3〜7/31)」に見舞われました。こうした状況に基づき、洪水・土砂・海岸・下水道等の水災害に関して、内閣府や国交省等に各種の検討会が設置され、専門委員により検討されています。前号 (No.130、 2020盛夏号) に続き、その主要点を紹介します。
 第4回 頻発・激甚化する洪水災害に備える 2      <No.130 '20 盛夏号>

最近の洪水や土砂災害等気象災害の実績を見ますと、平成27年9月の関東・東北豪雨で鬼怒川堤防が決壊し、30年7月の西日本豪雨では、高梁川(岡山県)の堤防決壊や肱川(愛媛県)でのダム計画を大きく上回る洪水による氾濫がありました。 さらに翌年(令和元年)10月の19号台風では信濃川(長野県内では千曲川)、阿武隈川、北上川等多くの河川で過去最高洪水位を記録し、国・県管理の71河川で140箇所の堤防が決壊しました。今回は気象災害のうち、主として洪水について述べることとします。

 第3回 常願寺川                    <No.129 '20 春の号>
常願寺川は、その源を富山市北ノ俣岳(きたのまただけ)(標高2,661m)に発し、立山連邦山間部で称名川、和田川等の支川を合わせながら流下し、富山平野を形成する扇状地に出て北流し、富山市東部を経て日本海に注ぐ、幹川流路延長56km、流域面積368km2の一級河川です。3,000m級の立山連峰から日本海までの56kmを一気に流れ下り、河床勾配は山地部で約1/30、扇状地部で約1/100と、我が国屈指の急流河川です。
 第2回 黒部川                     <No.128 '20 新年号>
黒部川は、その源を長野県境の鷲羽岳(わしばだけ)(標高2,924m)に発し、立山連峰と後立山連峰の間に峡谷を刻み北流し、黒薙川等の支川を合わせ黒部市愛本に至り、その後は扇状地を流下し、黒部市・入善町において日本海に注ぐ、幹川流路延長85km、流域面積682km2の一級河川です。
 第1回 東京都妙正寺川                <No.127 '19 秋の号>
妙正寺川は東京都の西部に位置する杉並区清水3丁目の妙正寺池を水源とし、杉並・中野・新宿・豊島区を巡り、豊島区高田3丁目で神田川(神田上水)に合流する延長9.7KMの河川です。

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