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特定非営利活動法人 シビルまちづくりステーション
旧称 ITステーション市民と建設

会報 第6号 東日本大震災の被災地救援・復興支援活動

第6号目次                                           

1、 「特集 東日本大震災の被災地救援・復興支援活動」の発行に当って
                                    花村 義久

 昨年2011年3月11日、午後2時46分東北地方太平洋沖に発生した地震と午後3時20分頃からの津波来襲は、日本全体を震撼させました。この東日本大震災をただ事ではないと瞬時に受け止めた我々NPO法人シビルまちづくりステーションは、即その日に動き出しました。
 まずは、西日本支部が被災地救済の動きとして救援物資を集め、現地に乗り込みました。追って本部では調査隊が現地に出かけ、我々に何が出来るのか実態をこの目で確かめながら見出そうとしました。また、身近な所で発生した液状化の実態を調べるために、浦安、船橋をはじめ内陸も含め被災地での踏査を行いました。
 その間、現地の気持ちのすさんだ子ども達が少しでも心が癒されればと、幼稚園で我々が得意とする芝生の植付けも行いました。そのような活動の中で、我々の活動として最も適していると思われるものとして、液状化対策プロジェクトを立ち上げました。一方、我々が進めていた建設系のNPO連携により生まれた連合組織、「シビルNPO連絡会議」では、今こそ我々建設系NPOは社会への貢献を果たすべきだと動き出しました。
 わが国では行政は勿論、ボランティアはじめあらゆる分野の人たちが救援・復旧復興に立ち上がりました。最近では、日本はこの苦しみを通して新たな世の中を生み出そうと立ち向かい出しています。ただ、すべてが順調に行っているわけではなく、むしろ歯がゆいぐらいもたついているとも言えます。我々にはこれを決して風化させることなく、根気強く取り組むことが今は最も求められているとも言えます。そして、一日も早く被災地の皆さんに幸せな生活が戻ることを願ってやみません。
 この度、当NPOでは会報第6号として「特集 東日本大震災の被災地救援、復旧復興支援活動」を発行することになりました。編集にあたっては、我々の活動を側面から支えて下さった岩渕善弘氏から特別寄稿を頂きました。また、NPO活動として支援活動に直接かかわった会員の他、現地で直接被災した会員、業務や技術で関わった会員にも執筆をお願い致しました。会報にしては密度の高い特集になり、編集の方のご苦労も大変でした。関係の方々に対し、心より感謝申し上げます。大震災発生からまだ一年足らずですが、関連の活動を顧みることによって、今後の活動の展望が見出さることを期待するものであります。

シビルまちづくりステーション

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