ITステーション「市民と建設」設立記念フォーラムを終えて
ITステーション「市民と建設」理事長 花村義久
去る7月3日、東京三田の笹川記念館で、ITステーション「市民と建設」主催の設立記念フォーラムが開かれました。タイトルは、当NPOのミッションでもある「市民参加による国土づくり・まちづくり」です。地域づくり工房代表の傘木宏夫氏の講演と国士舘大学専任講師・ITステーション市民参加合意形成研究会委員長の寺内義典氏のコーディネターによるグループ・ディスカッションが行われ、会場は定員を超え補助席を置くという状態で、熱気につつまれました。
傘木氏の講演「市民が主役の地域づくりとファシリテーターの役割」では、傘木氏自らの体験を通して市民参加による活動の大切さ、難しさと楽しさ、指導の勘所など、生き生きとした話がされ、聴衆を魅了しました。
グループ・ディスカッション「国土づくり・まちづくりへの市民参加をめざして」は、話題提供者の話題提供をベースに、参加者全員で議論しようというものです。
話題提供は、傘木氏は地域づくりの立場から、世田谷区道路整備部副参事の男鹿芳則氏は行政の立場から、オリエンタルコンサルタンツシビック事業室長・土木学会市民合意形成小委員会委員長の上野俊司氏は学会・コンサルタント業界の立場から、フォーラムエイト社長の伊藤裕二氏はIT活用の立場から、そしてITステーション「市民と建設」の花村はNPOの立場から話題提供をしました。それぞれ第一線の指導的立場で現在活躍している方々が、実例を中心に話題を出し議論を進めていきましたので、現実的で分かりやすく、大変充実した内容となりました。
また、フォーラムや懇親会では、復建技術コンサルタント取締役の岩渕善弘氏、国土情報技術研究所社長・東京理科大学名誉教授の大林成行氏、他大勢の方に励ましのお言葉を頂戴いたしました。
参加者皆さんの感想やアンケートでは、企画、内容がよく、大変勉強になり、またやってもらいたいと言って頂きました。これもひとえに、記念講演とグループ・ディスカッションの講師の方々、参加の皆様、準備に協力頂いた方々、そして平素ITステーション「市民と建設」を支援して下さっている皆様方のお陰と心より感謝致す次第です。
これを契機に、私どもも志を貫くべく、新たな道へ挑戦していきたいと思います。今後とも、よろしくご指導ご鞭撻下さいますようお願い申し上げます。
開催風景
花村理事長の開会挨拶 |
傘木宏夫氏の講演 |
グループディスカッション |
会場からの質問 |
質問に答えるパネラー |
懇親会場にて |